水戸藩士が愛した「水戸黒」復活に挑む匠
大川 哲
有限会社大谷屋染工場 五代目
異彩のワード
- 水戸黒
- 染色
- 備前掘
- 幻の染物

安政三年(1856年)創業と伝えられる大谷屋染工場の5代目。ベニバナ染めの黒とはまったく異なる技術で染められていた「水戸黒」は、青みの掛かった光沢のある黒が特徴で、徳川光圀公をはじめ、水戸藩士が愛用したといわれる染色技法である。近代にいたる歴史でその技術は途絶えてしまい、「幻の染物」と呼ばれるものを、大川は復活させようと研究している。水戸にしかない黒。まさに水戸っぽの魂とも言えるものではないだろうか。
Profile
- 昭和61年
- 千葉商科大学 経営学部卒業
- 昭和63年
- (有)太田染色工場(東京)入社 試験室勤務
- 平成3年
- 同社勝浦工場副工場長就任
- 平成4年
- (有)大谷屋染工場入社
- 平成27年
- 同社代表取締役就任
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